6月のキウイ棚

1、開花と交配 (6月1日)

平成16年の開花





 今年のキウイの開花は、丁度6月1日でした。
 我が家の雌花は数日前から開花寸前の状態になっているのに、頂く予定の雄花の蕾が固かったため一寸気を揉みましたが、漸くその雄花の蕾も開いたので早速交配です。
 因みに、これまでの我が家の開花記録は
 平成13年は6月3日・14年は5月29日・15年は6月4日でした。
 今年は「6月のキウイ棚」の冒頭になるようにタイミングを合わせて咲いてくれたのでしょうか? !!

 

平成17年の開花 (6月10日)




 この年の開花は、本日10日になりました。

 春先が寒かったせいと思いますが、我が家の記録では最も遅い開花でした。

 昨年の交配の期間をみると11日間でしたが、梅雨入りは交配終了まで待って頂きたいものです。

平成18年の開花 (6月10日)







 今年の開花は、春先の寒気にも拘らず昨年より二日も早かったが、雨に妨げられたので 早朝の霧雨でも交配を強行しております。
 そんな時は、羽毛の耳掻きもたちまち濡鼠の状態になるので、4本も用意して 濡れたものは水洗いしたうえ直ちにヘアードレッサーで乾燥して使用しております。
 しかし 降雨のため全く出来ない日も有って、やきもきしながら晴れ間を狙っての交配作業です。

交     配





 交配は花が開いてから10日位の間の作業です
 花粉を多く受粉させると大きい果実が出来るということなので、毎日朝夕2回 丹念に行っております。

 交配の作業は手の届きにくいところでも、道具を使ってすることが可能で摘蕾作業よりは楽です。
 道具は耳掃除タンポなどですが、左の写真のように竹棒の先に付ければ作業が楽です。
 雨の日にはタンポが濡れるので予備が必要です。
 筒は 雄花の葯を摘み取って交配時に使用しますが、冷蔵庫で花粉の保存用にも使用します。











 写真は 頂戴してきた雄花です。
 写真のは 雄花の「おしべ」の先の葯を、指で筒の中にしごき摘み取ったものです。冷蔵庫で保存すれば2、3日の間は受粉力が保てるようです。
 写真は 竹の先に付けたタンポを、葯を筒の中で掻きまわして花粉をつけ、雌花に受粉しているところです。 
 雨の中での受粉作業は出来ませんが、晴れ間にするときは水滴を含んだ花でタンポが濡れますので、予備のタンポで続行です。濡れたタンポは石鹸で洗って乾かして使用します。


平成18年の交配 (6月16日)








 今年の開花は 5、6日の短い間に一斉に咲いた感じです。
 10日から始め、作15日には交配が終わってしまいました。左 の写真のように花弁も散り、最初に交配したものは 右 の写真のように こんなに可愛い幼果になりました。

2、満     開 (6月6日)


 開花の6月1日以来 好天に恵まれ又気温も高かったので、開花の速度が進み今日はもう満開になりました。
 あと一両日で授粉作業も終わりです。

3、捻     枝 (6月8日)


 キウイ棚管理をして20年になろうとしておりますが、思うような枝の誘引が出来ず困って居りました。この度「サン・キウイ倶楽部」のHPにアクセスして「捻枝」という技術のあること始めて知りましたが、将に“目から鱗”と言うのはこのことかと思うばかりでした。
 果実の大きさのコントロールまでは届かずとも、このテクニックで枝の配置には大いに挑戦したいと考え早速実行させて貰いました。
 そのHPとは「http://www.e-kiwi.jp/kongetsu/hatake/hatake17.htm」です。

 

4、授粉後20日 (6月21日)








 授粉は11日が最後でしたが、3日目から9日目がピークでした。
 その後どんどん育ち、大きいものは4、5cmにも達しております。


キウイ棚のトップに戻る    7月のキウイ棚へ