5月のキウイ棚

1、摘      蕾 (5月3日)




前の結果枝




摘蕾後の結果枝


 3日現在 結果枝はこんなに伸びました。そして主もこんなにはっきりと見えるようになりましたので、の適期です。
 結果枝が伸び葉が大きくなると、葉が邪魔になって蕾が見え難くなってしまうので、この時期に集中的にの作業をしております。
 摘蕾の基準として 残す主蕾の数は、枝の太さが巻タバコの太さ
以下は2個以内、それ以上のものでも5個以内にしておりますが、勿論は除去します。一番下の蕾は、先ず最初に除去しています。(写真クリック参照)
 この時期の蕾の茎も結果枝そのものも、未だ柔らかくちょっと触っただけでも欠け落ちてしまうので、慎重な作業が必要です。決して無理をせず、最終的には交配時にすることにしております。
 この時期の摘蕾の作業も楽しい作業ですが、年老いた私には真にハードな作業でもあります。他の作業と違って、指先以外に如何なる道具も使うことが出来ないからです。

 

2、消毒(殺虫) (5月7日)





 キウイは病虫害に強いということは先に申し上げましたが、左の写真ような虫やカメムシの幼虫などが発生することがありますので、唯一この時期一回だけは殺虫剤を散布しております。
 一日良いお天気が予想されて 然も風がない朝の間にやっておりますが、今朝はそんな条件の日だったので実施しました。
 殺虫剤は、今回は「オルトラン水和剤(1000倍)」と「サイアノックス乳剤(1000倍)」を調合し、これに添着剤として「リノー」を入れて噴霧しました。
 庭の他の植物にも散布しますが、梅のアブラムシや竹に付く虫などが落ちておりました。

 


3、摘芯補充摘蕾 (5月17日)

摘       芯

1


2


3



 結果枝などがどんどん伸びて来ましたが、その様は(写真)です。
 この時期の警戒は突風対策です。未だ枝も柔らかいので強い風には弱く、折角摘蕾した大事な結果枝が付け根から剥ぎ取られることが良くあるのです。特に我が家のように、棚が高いところに有るところでは風当たりが強いので要注意です。
 そのため摘芯を早い段階で行っておりますが、摘芯の位置は結果枝の剪定時のことも留意しなければなりません。
 結果枝の芽を残すため先端の蕾から先に4乃至7枚の葉を残して摘芯しておりますが、その先端から新しい芽が伸びてくる間に結果枝も硬く強くなります。
 (写真)は摘芯前、(写真)は摘芯後です。


補 充 摘 蕾











 最初の摘蕾時に手が届かず残していた蕾はそんなに多くないのですが、蕾のステムが(写真)のように伸びましたので補充的に摘蕾を行います。
 竹にステンの針金で(写真)のような股の道具を作って、(写真)のように不要な蕾のステムを挟んで折り曲げたりして摘んでおります。
 この先交配まで、気の付き次第の摘蕾が続きますので、こんな道具を作っておくと便利です。

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