仕   立、2


その後 平成9年頃の4月になって 例の目線に残した芽から伸びた貧弱な枝の先の芽から、予想もしなかった元気な太い枝がどんどんと伸び始めたのです。
 それで主幹にトラブルがあったときはこの枝を主幹にしようと考えたので、主幹のときと同様に支柱を添えて大事に伸ばしたところ、それまで細い貧弱だった古い枝までがどんどんと太り出したのです。



 しかし 主幹の方はまだまだ元気で、それまでの狭い幅の棚だけでは限界だと考えられたため、仕事場の屋根の上にも棚を新設しこれに移すことにしたのです。  
 こうすれば夏季に鉄板の屋根の焼けるのも防げる訳なのです。
 こうして平成11年3月に、今度は屋根の上に立った侭でも手入れや管理の出来る高さにイレクターパイプで棚を作ったのです。
 そしてベランダの棚に伸ばしていた新しい枝の方を外し、新しい棚の上に誘引したのです。

仕事場の棚の状況の写真をクリックしてご覧下さい。



 そして平成13年の秋には収穫量は、ついに ベランダの上の棚から67、9キロ・仕事場の上の棚からは69、4キロと総量が137キロ超となったのです。



 上の写真は13年のベランダ上の棚の収穫前の状況です。
 
しかし その頃 老年の私にはベランダの上の棚が高過ぎるようになったし、又棚のパイプにもあちこち錆びが見えましたので、万一のことも考え収穫が終わるのを待って棚の改造に着手しました。
 棚をベランダの手摺の高さまで下ろし、下屋の屋根の上に立ったままでも手入れが出来るようにしたのです。
 このとき古い枝を大量に整理しましたが、翌年春に例の目線に残した芽のもう1本の枝先の芽から又元気な枝が伸び出したのです。枝を切られた刺激で伸び出したのでしょう?
 この枝こそ 主幹のピンチヒッターにしたいと大事にしております。
 昨15年の収穫は、二階の棚が26、2キロ・仕事場の棚が70、8キロで、計97キロになりました。
 下の写真は改造した棚(上段 左は改造前、中は改造中)と、伸び出してくれたピンチヒッターの枝(下段右2枚)です。
 15年の収穫は、二階の棚が26、2キロ・仕事場の棚が70、8キロで、計97キロになりました。

           *** さて来年は??? ***


平成20年11月 83歳の決断


 ベランダの棚を撤去することに11月7日決断しました。
 それは仕事場上の棚に比べて高所で 若しもの時のことを考えた末でした。




撤去後の写真です


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