キウイの灰


 定年から始めた陶芸です。灰釉の釉薬は田舎から囲炉裏の灰を頂いて作っておりましたが、キウイの枝や葉の灰で作ったらどんな色彩の釉薬になるだろうか?と考えました。それも我が家のキウイ棚の枝葉だけで…。
 それで秋の落葉や剪定などの枝をカーポートで燃やし、その灰を篩って大事に蓄えて来ました。
 なかなか溜りませんでしたが、それでも13、4年経った平成10年頃には10キロ程になりましたので、いよいよ釉薬の調整です。
 先ず 灰の水簸です。雑物や土砂や金属などの混入物を取り除き、数十日も掛けて灰を水洗いした後 乾燥して調合です。
 灰が6、0・長石2、5・蛙目粘土1、5の割合です。
 この釉薬を掛けて焼成した作品が、下の写真の作品です。この右の作品は、河北工芸展に入選することが出来ました。
 同じ釉薬を掛けても、使用した胎土の鉄分を含む粘土の多寡や焼成方法 更には施釉のやり方などで、釉薬の発色が異なってきますが、私の場合は還元焼成
したものです。

 写真をクリックしてご覧下さい。

キウイ灰釉輪花鉢
キウイ灰釉蓮花鉢


 陶芸は妻和子が絵付けとアクセサリーの創作を担当している夫婦の協力陶芸です。
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