収穫、追熟

1、収     穫


 仙台在住の私の場合は、11月10〜20日の間に収穫しております。霜に当たる場合もありますが、霜害と思われるようなことも無かったので、特段の問題は無いようです。
 ただ 雨天は避け、出来るだけ晴天の日を選んで収穫しています。


写真 収穫 左が仕事場上から・右は改造後の二階からの分

2、保     存


 キウイフルーツは追熟して食しますが、10度C以下の温度では追熟が進まないとのことなので 保存が容易です但し凍結させないことが必要です(06,03,20追記)
 私は計画的に追熟して、翌年の5月近くまで楽しんでおります。

 しかし  「乾燥対策」と「軟腐病対策」は必要です。
 前者は段ボール箱に収納したくらいでは、3月頃には果実が萎び、みずみずしさに欠け美味しく頂くことが出来ません。

 一方 乾燥対策の為にと、収穫後直ぐビニール袋や、発泡スチロールの箱に入れ密封して保存したところ、「軟腐病」に侵されてしまったという苦い経験がありました。
 この「軟腐病対策」としては、果実の小さい間に消毒すれば良いと教わったことがありましたが、それを試みたことがないので分かりません。
 偶然でしたが 収穫後10日間位してから保存したことがありましたが、これが「軟腐病対策」に効果的だったようで、その後は収穫したキウイをシートの上に10乃至14日位並べ乾燥?してから段ボールの蜜柑箱などに入れ、「乾燥対策」にその箱の上からビニール袋で密封し、屋外の物置で保存しております。
 このやり方で保存してからは、軟腐病に悩まされることも無く それなりにみずみずしく頂けるようになりました。

 

失 敗 例 (17年2月28日)


 実は 越年保存するキウイを収納するとき、「軟腐病対策」になるのではないかと考えてエチルアルコールを果実に噴霧したのです。
 ところが この分は追熟に付しても追熟も進まず、何時しか軟腐病状態になってしまいました。
 将に 過ぎたるは及ばざるが如しです。
失敗談です。

凍結対策 (19年4月12日)


 18年2月の寒波で、屋外の物置に収納した17年収穫のキウイは全て凍結し、実は保存に失敗しておりました。

 それで18年収穫のキウイは、仕事場の粘土等の収納の穴倉に保存場所を変えてみました。


 その結果は大成功で、収穫から5ヶ月過ぎた現在でもみずみずしく甘いキウイを頂いております。


 蜜柑箱には各10`を入れましたが、個数は大体100個 毎朝1個づつ二人で食するとして50日ですから4箱もあったら 翌年の5月まで楽しめることになりました。


 


キウイ10キロを入れた蜜柑箱を
ビニール袋で包んだ



仕事場の粘土など貯蔵用穴倉

軟腐病に罹りました (20年2月3日)

 
 19年の収穫は 例年の3分の2と少なかったので、保存に付したのも10`3箱と減らしました。

 ところが 12月中に追熟に付した一箱は無事だったのに、今年1月に入ってから追熟に付した一箱のキウイに軟腐病に罹っているものを発見しました。

 全く駄目なものが半数で、残りのものも 多かれ少なかれ罹患しております。

 
最後のもう一箱について調べたところ、こちらも多少は罹患している模様で 目下追熟して確かめていろところです。

 何れにせよ 折角頑張って収穫したものなので、誠に残念でなりません。

 
原因について、育成期の管理の問題 或いは台風、収穫時期などなど 色々思い巡らせておりますが、解決策は今のところ五里夢中で 悩んでおります。

 最後の一箱について(20年2月18日)

 最後の箱から 30個を取り出し追熟した結果、柔らかくくずれたものや萎びたものが3個ほどありましたが、軟腐病に罹患したものではないことを確認しました。 

 それにしても 同じ条件で保存したのに…? と思いつつも 一先ずホッとしております。



3、追      熟


 さて 追熟ですが、ポリ袋にりんご1個とキウイ15乃至20個を入れ、暖かいところに置きます。
 2〜3週間で追熟されますが、袋の上から触って耳朶位の柔らかさを目安にしております。
 それを袋から菓子鉢などに取り出して置いて食しますが、その位の柔らかさになると「茹でじゃが薯」の皮を剥くように剥けるので、あとはスライスして生食で頂いております。
 追熟の期間を逆算し、計画的に追熟に付して頂いておりますが、なんと言っても「美味しさ」「栄養価」は、「生食」に適わないのではないでしょうか!!
         
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 先日2月27日 宮城県農業・園芸総合研究所で糖度検査をして頂いたところ、"19度"もあることが分かりました。
 甘い甘いキウイです。


キウイ棚のトップに戻る       次のページへ